肩甲挙筋の役割と機能

肩甲挙筋は、解剖学的には背中の上部に位置し、肩甲骨の内側の上方にある三角形の筋肉です。この筋肉は、上腕骨と肩甲骨を連結し、上腕骨を持ち上げる動作において重要な役割を果たします。その他にも、この筋肉は様々な動作や姿勢の制御に関与しています。

肩甲挙筋の主な役割は、次のとおりです:

  1. 腕の持ち上げ: 肩甲挙筋は、腕を持ち上げる際に重要な役割を果たします。腕を横に広げたり、前後に動かしたりする際に、この筋肉が働いて腕を支えます。
  2. 姿勢の維持: 肩甲挙筋は、背中の姿勢を維持するのに重要です。姿勢を正しい状態に保つことで、背中や肩甲骨のバランスを維持し、体の安定性を提供します。
  3. 肩甲骨の運動: 肩甲挙筋は肩甲骨の運動を制御します。肩甲骨は上腕骨の動きに重要な影響を与えます。肩甲挙筋は、肩甲骨の持ち上げや内側への引き寄せを通じて、上腕骨の動きを調整します。

肩甲挙筋の強化は、上肢の動きや姿勢の改善に役立ちます。例えば、バーベルのシュラッグ、ダンベルのシュラッグ、肩甲挙筋を鍛えるためのエクササイズがあります。これらのエクササイズは、筋力と筋持久力を向上させ、肩甲挙筋の強化に効果的です。

肩甲挙筋の怪我や痛みを防ぐためには、正しいフォームでのエクササイズ、十分なウォーミングアップとクールダウン、適切な筋トレのバリエーションを行うことが重要です。怪我を感じた場合は、早めに休息を取り、医師や理学療法士の診断を受けることが必要です。

肩甲挙筋は、上肢の動きと姿勢の維持に重要な筋肉です。適切なトレーニングとケアを行うことで、この筋肉を強化し、運動パフォーマンスや日常生活の質を向上させることができます。

執筆者情報

医療に最も近い整体 


メディカルボディケア

各線三ノ宮駅から徒歩5分。よる22時まで営業している整体院です。MBCでは「医療に最も近い整体」をコンセプトに掲げており、理学療法士・作業療法士の資格を持つスタッフによる的確な施術が特徴です。医療現場で長年培った本格的な医学・解剖学・生理学の知識による施術で、身体の不調の原因を追求し解消いたします。プロアスリート・芸能人・著名人の方々にも支持されています。