姿勢を保持する筋肉は?

姿勢を保持する筋肉は、体の安定性とバランスを維持し、日常的な活動や運動時に正しい姿勢をサポートするために重要です。これらの筋肉は、体の異なる部位に存在し、相互に連携して働きます。以下に、主要な姿勢筋肉とその役割を詳細に説明します。

  1. 背骨と背中の筋肉:
    a. 大背筋: 大背筋は背中の中央にある広い筋肉で、背中の幅を広げ、上半身を引き上げるのに重要です。また、体を直立させるのにも役立ちます。
    b. 三角筋: 三角筋は背中上部にある筋肉で、肩甲骨周りをカバーし、肩の動きや姿勢の制御に関与します。
    c. 脊柱起立筋: 脊柱起立筋は背骨に沿って走る複数の筋肉から構成され、体を前屈や後屈から立ち上がる役割を果たします。
  2. 腹部筋肉:
    a. 腹直筋: 腹直筋は腹部の中央に位置し、体を前屈させたり、姿勢を支えたりするのに役立ちます。
    b. 横腹筋: 横腹筋は腹部の側面にあり、体を回転させるときや体の安定性を提供するのに重要です。
    c. 横隔膜: 横隔膜は胸腔と腹腔を仕切る膜で、呼吸に必要な筋肉です。正しい呼吸パターンは姿勢とも関連があります。
  3. 骨盤周りの筋肉:
    a. 大殿筋: 大殿筋はお尻の大きな筋肉で、腰から大腿部にかけて広がります。立位を維持するのに役立ち、歩行や走行の動作にも関与します。
    b. 腰椎多裂筋: 腰椎多裂筋は腰部の筋肉で、背骨を支え、腰の曲げ伸ばし運動に関与します。
    c. 腹筋内斜筋: 腹筋内斜筋は腰部の安定性を提供し、腰のねじれや屈曲に対抗します。
  4. 首と肩の筋肉:
    a. 斜角筋: 斜角筋は首から肩にかけて走り、首の傾きや回転に関与します。
    b. 三角筋: 三角筋は肩に広がる筋肉で、上腕の動きをサポートし、姿勢の安定性を提供します。
    c. 梨状筋: 梨状筋は首から肩まで広がる筋肉で、頭部の傾きや肩の動きに影響を与えます。
  5. 体幹筋肉:
    a. 横隔膜: すでに触れましたが、横隔膜は呼吸に関連し、体幹の安定性にも寄与します。
    b. 逆腹筋: 逆腹筋は腹部深層の筋肉で、体幹の安定性を提供し、内部臓器をサポートします。

これらの筋肉は、体の中心から末端まで広がり、正しい姿勢を維持し、日常生活やスポーツ活動の際に安定性とバランスを提供します。正しい姿勢筋肉の強化と柔軟性の向上は、姿勢関連の問題を予防し、体の機能を最適化するのに役立ちます。

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